少子高齢化などの影響を受け、所有者が施設へ入所したり亡くなった後に放置されたままの空き家が全国で増え続けています。
空き家を何かに活用したいと考えている方もいらっしゃいますが、固定資産税が上がる可能性を考え、空き家を放置している方が多いが現状です。
手入れされておらず管理状態が悪い空き家は「特定空き家」に指定される恐れがあるだけでなく、ゴミの不法投棄や犯罪の温床となる事もあり、トラブルの元となり得る場合も。
実際にどのようなトラブルが起きるのか、今回は空き家トラブルをご紹介します。
人の気配がない空き家は空き缶や雑誌などの生活ゴミが投げ入れられたり、酷い時には家電製品や大型の粗大ごみが不法投棄されるケースもあります。
布団や自転車、家具などが一度投棄されてしまうと、同じことをする人が続く可能性が高いのでとても厄介です。
空き家では動物が住み付く事がよくあります。犬や猫、ネズミといった小動物が住み付くと糞が散乱し、建物の劣化は勿論ですが、空き家を放置しているからと近隣トラブルの元になりかねません。
また、空き家は不法侵入者を招くことも。そのままそこに住み付き暮らしていた、というケースも少なくはないようです。
長い間手入れや管理がされずそのままになっていた空き家では、コンセントにほこりが溜まり、そこから火災が発生する事も。
不審火や放火の可能性があり、投棄されたごみや雑草から大火災へと発展することも。放置された空き家を不安に思う近隣住人の方が多いのも納得です。
人の手入れがなくなった空き家は老朽化がどんどん進みます。
老朽化の進んだ家屋が近くにあるだけでも不安ですが、地震や台風での影響も悩みの種の一つ。
外壁が剥がれ落ちてきたり、屋根の瓦が落下することもあり、安心して暮らせないという声も。
また、景観が悪化するという理由で2016年3月に和歌山県で行政代執行が行われた事例もあります。
その際にかかった費用約150万円。これらは所有者に請求となりますので、そうなる前に早めの対処を考える方が得策です。
適切に管理されない空き家はこのように様々なトラブルを抱える事が多くあります。
空き家の問題は所有者だけの問題ではなく、近隣住人の方の生活にも関わって来る事も。
適切に管理を行っていくか、専門業者に依頼するか、など、対策が必要です。
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空き家のお手入れ
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